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小さなアーカンサス仕上げ砥石の台を作る 1 [銅版画の道具と材料]

砥石台製作.jpg
アーカンサス仕上げ砥石の 砥石台を作る

写真は小さなアーカンサス仕上げ砥石の台を作っている最中です。技法書及びネットなどでは砥石を裸のままで使用しているのを見かけますが、銅版画制作で使用する砥石はオイル砥石として使用するので、何らかの砥石台が欲しい。

ここでは、小さなアーカンサス仕上げ砥石用のものですが、円形のオイルストーンも同じです。長く銅版画制作を行うなら、一度の面倒だけでその後の仕事が捗ることを考えると、砥石台は作るべきだと思います。何よりも作業台が油で汚れることが無くなります。

写真の奥に見える砥石台は最初に作ったものですが、塗装をしていないので台全体に油が染み込んでいます。これでは使い勝手が悪く、やはり油砥石用の台が必要です。それから、その左横にあるのがダイヤモンド砥石台になります。

必要な大きさの木片を用意し、それと同じ大きさの厚さ3ミリ程のベニヤ板も用意します。ベニヤ板は砥石の大きさでくり貫きますが、それにはベニヤ板自体薄いのでカッターナイフで簡単に切り取ることが出来ます。

くり貫いた3ミリのベニヤ板は、切り口を整えて木工ボンドで圧着します。その後、扱いやすいように周囲を斜めに削り取り、木工ボンドを少し水で薄めて塗ります。そして乾燥後に毛羽たちを紙やすりで取ってから塗装します。その塗装は水性塗料でもかまいませんが、やはりラッカースプレーの方が乾燥が速く綺麗に塗装できます。ラッカースプレーの拭きつけは一度に行わず、数回に分けて行うと塗料の溜りが出来ません。

砥石台の塗装.jpg
ラッカースプレーでの塗装


タグ:砥石台
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