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新たにダイヤモンド砥石台をつくる 2 [銅版画の道具と材料]

ダイヤモンド砥石台の寸法を取る.jpg
1.ダイヤモンド砥石台の寸法を卦がく

手元に砥石台がなくなったので作ることにする。販売もしているが、これは手によるビュラン研ぎでは使用しないと言うか、使わないほうが賢明です。実際に試して見るとその意味が理解できると思います。また、販売は名目で、研ぎ器を購入された方にその時手元にあれば一緒に添えています。だから購入者全員には渡していません。もし研ぎ器を購入された方で自身で作ろうと思えば簡単に作ることができます。それには先ず、ダイヤモンド砥石の大きさに合わせて採寸します。

ホームセンターでカットしてもらうと簡単にのぞむ寸法に切り出してもらえます。ここでは12ミリ厚のベニヤ板と2.5ミリ厚のベニヤ板を同じ大きさ250×100ミリでカットしたものを使用しています。

くり貫いて張り合わせるベニヤ板が2.5ミリなのは、ダイヤモンド砥石の厚みが7ミリなので砥石台として使うアクリル台を考慮しての厚みになっています。それは、言い換えればダイヤモンド砥石を収める深さになります。これについてはすでに「ダイヤモンド砥石とその台について」の記事で述べています。それから、写真に見えるスチール定規があると便利でです。また、銅板の寸法取りにも重宝します。


くり貫いたベニヤ板.jpg
2.ベニヤ板をくり貫く

カットシートに粘着テープで固定してから、カッターナイフで切り取ります。一度に切り込まないで最初は切り込み線を入れる感じでカッターナイフを引きます。その後徐々に強く5回ほどで切り込み、四隅にしっかりカッターナイフを入れると切断できます。無理な力で切ろうとすると怪我をします。くり貫いたら中にダイヤモンド砥石を嵌めて様子を見ます。


くり貫いたベニヤ板の圧着.jpg
3.くり貫いたベニヤ板を圧着する

切り口に軽く紙ヤスリを当て、木工ボンドで圧着します。その際に当て板を使用するとFクランプ締めた痕が凹まず、全体に圧がかかります。


ダイヤモンド砥石を嵌めてみる.jpg
4.収まり具合を見る

このまま塗装をしてもよいのですが、使い勝手や見栄えを考慮して四辺を斜めに削ります。その後少し薄めた木工ボンドを塗布し、乾燥後に紙ヤスリを当てて毛羽立ちを取り除きます。木口には塗料の浸透防止にしっかり塗るようにします。そして後はラッカースプレーで塗装仕上げです。また、乾燥後には台の裏に滑り止めを施します。すでに述べているように専用の砥石用のアクリル台を作ります。


塗装を終えた砥石台.jpg
5.塗装を終えた砥石台


タグ:砥石台
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