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研ぎ器で研いだビュランの試し彫り [ビュラン研ぎと彫り]

研ぎ器の試し彫り.jpg
四角形ビュラン№.1と№.2での試し彫り

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2.手によるビュランの研ぎ / 2.Sharpening the burin by hand [ビュラン研ぎと彫り]

円形砥石での研ぎ.jpg
ドリルストッパーを用いた手による研ぎ

ここでのビュランの研ぎは、ドリルストッパを装着しての研ぎになります。それで、既存の技法書やネットなどで見る研ぎ方とは異なります。写真のように手を交差させて研ぎます。

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手によるビュランの研ぎ 4 / 砥石の使用例 [ビュラン研ぎと彫り]

手の研ぎにおける砥石の使用例
使用例 A
A 砥石合成.jpg

使用例 B(基本の研ぎ)
B-砥石合成.jpg

使用例 C
C-合成.jpg

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ビュラン研ぎ器でフィルム研磨紙を使う [ビュラン研ぎと彫り]

ラッピングフイルム研磨紙.jpg
粒度の異なるラッピングフィルム研磨紙とアクリル板

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ダイヤモンド刃物研ぎ機 / Electric sharpener for Burin [ビュラン研ぎと彫り]

ダイヤモンド刃物研ぎ機と研ぎ器.jpg
ダイヤモンド刃物研ぎ機とビュラン研ぎ器

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ビュラン研ぎの考察 1 [ビュラン研ぎと彫り]

鏡面に仕上げた断面ブログ用.jpg
鏡面に研ぎ上げた四角形ビュランの断面

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ビュランでの試し彫り [ビュラン研ぎと彫り]

研ぎ器での試し彫り.jpg
研ぎ器で研いだビュランでの試し彫り

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連発ビュラン №100(12線) [ビュラン研ぎと彫り]

連発ビュラン  №100(12線)ブログ.jpg
連発ビュラン №100(12線)

思うことがあって連発ビュランを研いで、試し彫りをしました。研ぎは次の順番で行いました。手による研ぎではなく、連発用の研ぎ器を用いています。

1.ダイヤモンド刃物研ぎ機#400で平面を出す。
2.ダイヤモンド砥石#1000で研ぐ。
3.耐水研磨紙#2000で研ぐ
4.フィルム研磨紙#4000で研ぐ。
5.フィルム研磨紙#6000で研ぐ。
6.フィルム研磨紙#6000で側面を研ぐ(刃返りを取る)。
7.フィルム研磨紙#6000に線になっている面を軽く当てる(手前に引いて、刃返りを取る)。
8.再度研ぎ器に装着してフィルム研磨紙#6000で軽く研ぐ。

上のようにして研いぎ、連発ビュランで彫った痕になります。左側の刻線は、四角形ビュランでの彫りです。そして長い線刻はアクリルカッターの替え刃を加工した際の試し彫りになります。

ダイヤモンド刃物研ぎ機でしっかり平面を出したら、ダイヤモンド砥石#1000でダイヤモンド刃物研ぎ機での研ぎ目を丁寧に取り除くために研ぎます。後は順に粒度を変えて研ぎます。刃返りは研いでいくとあらかたは取れます。

この連発だけは、手による研ぎでは研ぎ出せないと思います。尚、ビュラン幅は3.2ミリです。また、この刃先の幅を変えて、彫り線の数を少なくすると用途が広がるかも知れません。例えば、この№100の連発ビュランなら、12本線、6本線、そして3本線と云うように、仕事に必要な線数を作ります。実際には作り変えたことはありませんが、そのように思います。

※参考記事
連発ビュランと研ぎ器

You Tube 連発ビュランの研ぎ

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ビュラン側面研ぎについて 2 [ビュラン研ぎと彫り]

ビュランの側面研ぎの検証.jpg
ビュランの側面研ぎの検証

ビュランの側面の研ぎはやはり手で行う方が良いと思う。側面用研ぎ器を用いることを推奨してきたが、ここに至ってそのように思います。側面の研ぎは、研ぎ器を作ってからも長年念頭から消えずに残っていました。

側面の研ぎを手で行うとどうしても平面に研ぐことができません。それで、長年ビュランを握っている人は断面を研ぐよりも難しいことを実感しています。そこで、最近ふと思ったのですが、断面を研ぐ時に補助具として使ったドリルストッパーを、側面を研ぐ際にも用いればどうだろうと。

断面の研ぎ同様、ドリルストッパーを使えばしっかりビュランを押さえて固定した状態で研ぐことができます。ただ、あれこれ研いで側面の平面が出ていないビュランの修正は難しいです。それに側面研ぎ器を使用して研いだビュランも同じです。普通なら円形の砥石の粗砥、中砥を用いて研ぎ、他の仕上砥というように順次研いでいけばよいのですが、修正する場合はビュランの状態によって砥石を幾つも変えて研がなければならないと思います。そこで、画像にあるようなものであれこれ研ぎ順などを考慮して研ぎの検証をしています。

手によるドリルストッパーを使った研ぎをまとめようと思ったのですが、それにはかなり時間がかかりそうです。その為に色々と検証をしています。検証を行うたびに以前からあった側面の研ぎについての蟠りがなくなりました。また、断面の研ぎは自身が考えたビュラン研ぎ器を使用しています。


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ビュラン側面研ぎの検証 1 [ビュラン研ぎと彫り]

ドリルストッパーとそれを装着したビュラン.jpg
ドリルストッパーとそれを装着したビュラン

画像のビュランはドリルストッパーを装着しています。因みに、左は側面を研ぐためにドリルストッパーと柄の間を中指が納まるように取り付けています。ビュランはスイス製バローベの工具鋼(WS) スクエア1.5㎜です。右は断面を研ぐ為に刃先から20㎜の位置に留めています。そのビュランは同じスイス製バローベのハイス高速度鋼(HSS)スクエア 2.25㎜です。いずれもまっすぐなビュランですので、30°に曲げて使用します。同じように見えるビュランですが、鋼の性質が異なるために曲げ方を考慮する必要があります。これらのビュランについては、このブログの記事をお読みください。

ここでのドリルストッパーは廉価なもので十分です。ドリルで使用するものではないので、装着できれば用をなします。組み物を入手すればよいと思います。また、そのドリルストッパーに埋め込まれている3㎜径のイモネジは、1.5㎜の六角レンチで締め付けます。できれば、付属しているものよりも別途購入した方が扱いやすいと思います。画像にあるものは私が気に入って使っているものです。

このようにビュランにドリルストッパーを付けて研ぐと、側面研ぎの場合はしっかり押さえることができるので、ぶれたりせずに研ぐことができます。ただ、先の記事投稿にも書きましたがすでに変な癖で研がれていると、側面全体を平面に研ぐのは難しいです。ついでに断面の方は、断面を研ぐ際にしっかり挟むことができ、ビュランを持つ指が痛くならないことで、ビュランを持ち変える必要がありません。ですので、一定の角度で研ぐことができます。その研ぎの詳細は「ビュラン 研ぎと扱い方」及びブログ記事をお読みください。

参考記事
ハイス高速度鋼(HSS)、工具鋼(WS) ビュランの仕立て
工具鋼(WS) スクエア ビュランを曲げる 1
ハイス高速度鋼(HSS)スクエアビュランを曲げる 1

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ビュラン側面研ぎの検証 2 [ビュラン研ぎと彫り]

ドリルストッパーを装着したビュランを持つ-1.jpg
ドリルストッパーを装着したビュランを持つ-1

ドリルストッパーを装着したビュランを持つ-2.jpg
ドリルストッパーを装着したビュランを持つ-2

このドリルストッパーを装着しているビュランは、スイス製バローベの工具鋼(WS) スクエア1.5㎜です。この太さはアメリカ製のビュラン№2と同じです。実際に銅版画制作で使用するビュランは、№7のような太いビュランはあまり使わないで、№2か№3あたりだと思います。

このように細いビュランは研ぎ難いですが、すでに平面が出ているのであれば、左程難しくないと思います。二つの画像はドリルストッパーを装着したビュランの持ち方ですが、ドリルストッパーと柄の間に中指を添えて持ちます。側面の向きによって指の添え方、持ち方は自ずと決まってくると思います。この時、ビュランの握りの柄は持ちません。持って研ぐとぶれる原因にもなります。ビュランの鋼の部分のみをしっかり押さえ、砥石に密着させて研ぎます。

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ビュラン側面研ぎの検証 3 [ビュラン研ぎと彫り]

オイルストーンの平面を出す.jpg
オイルストーンの平面を出す

ビュランの側面を研ぐ前にオイルストーンの平面をしっかり出しておきます。画像の円形砥石はすでに平面を出した状態です。ここでは説明として平面出しに必要なものをそろえて見ました。実際は別のところで行えば良いと思います。簡単に流しで作業をしても構いませんが、金剛砂を使うので後始末が大変かも知れません。

今まで技法書及びブログで円形砥石の修正の仕方を述べてきましたが、今回ここで説明する修正の仕方、平面の出し方が一番簡単で、しかも確実な方法だと思います。

先ず、オイルストーンにスチール定規を中砥に当たる赤い層立てて状態を見ます。次にダイヤモン砥石#150に水をかけながら修正の面を意識して研いでいきます。研ぎは円を描いて研ぎます。また、その円を逆に描きながら研ぎ、時々前後に研ぎます。その際、修正砥石の面を意識しながら研ぎ、そして砥石を握り直しながら研ぎ進めます。ただ、オイル砥石なので、ダイヤモンド砥石にへばりついて動かなくなります。その時は食器用洗剤を垂らして研ぐとへばりつきがなくなります。研いでいてまたへばりつくなら同じことを繰り返して研ぎます。そして、ある程度研いだら砥石にスチール定規を当てて修正の状態を確認します。このようにして研いでいくと平面が出ます。尚、ダイヤモンド砥石は、購入した際に付属していたゴムシートを下敷きにするか、何らかの砥石台を用いてが動かないようにします。

ただ、しっかり平面が出た後では、砥石の表面が滑らかになりすぎて刃物が研げません。そこで、ダイヤモンド砥石に金剛砂を盛って水を少しかけて同じように研ぎます。それを幾度か繰り返せば目詰まりした状態がなくなります。金剛砂は中目の#120前後かそれよりもう少し粗い#80を使用します。後は水をかけてタワシで洗い流します。

ダイヤモンド砥石も食器用洗剤とタワシで洗います。洗った後、しっかり水けを拭い去ってもそのままでは錆びてしまいます。それで、熱湯をダイヤモンド砥石にかけ、タオル等で拭けば余熱で水けを取り除けます。火傷には注意します。このように修正用にダイヤモンド砥石の粗いものがあればとても重宝します。これで、ビュランを研ぐ準備が出来ました。

上のようにオイルストーンの修正手順を述べましたが、最初からダイヤモンド砥石に金剛砂を盛って研ぐのも良いと思います。自身であれこれ試して良い方法をとるとよいと思います。

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ビュラン側面研ぎの検証 4 [ビュラン研ぎと彫り]

ビュランの側面を研ぐ.jpg
ビュランの側面を研ぐ砥石
砥石用オイル 耐水研磨紙#1500 フィルム研磨紙#4000 耐水研磨紙#2000 ペーパータオル
オイルストーン#300 オイルストーン#800
ドリルストッパーを装着したバローベ工具鋼(WS) スクエア1.5㎜

スイス製バローベの工具鋼(WS) スクエア1.5㎜のビュランの側面を研ぎます。細いビュランを研ぐことができれば、太いものは訳無く研ぐことができます。ビュランの断面はすでに45°に出しています。

このビュランは平面が出ているのですが、黒い層の#300程の粗砥から研ぐことにします。この段階でしっかり平面に研いで形を作っておきます。それが終われば順次粒度を変えながら仕上げます。その仕上げを耐水研磨紙#2000、あるいはフイルム研磨紙#4000で終わらせるかは好みです。そしてステンレスの端材に貼っている耐水研磨紙#1500は、研ぎ終えたビュランの腹と背の中間の稜線を軽く研ぐ為のものです。というのは側面を研ぐとその稜線が刃になり、そのままでは必ず指を切るのでそれを防ぐ為です。これは適当な粒度で研ぎます。しかし、間違って腹の刃になって稜線を削らないようにします。それを修正して刃にするのは大変です。

側面を研ぎ終えたら断面にできた返りを取り除きます。


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ビュラン側面研ぎの検証 5 [ビュラン研ぎと彫り]

側面を粗砥で研ぐ 1.jpg
1.側面を粗砥で研ぐ
ビュランの側面を研いでいきます。最初は粗砥から始めますが、この研ぎの後は再々研ぐ必要は無く、研ぐとすればこの後の中砥から始めます。このビュランは1.5㎜の細いビュランになります。

側面を粗砥で研ぐ 2.jpg
2.オイルを垂らす
オイルを数滴たらします。

側面を粗砥で研ぐ 5.jpg
3.直線の状態で前後に研ぐ
前後に動かし、砥石の下半分の面を左右に往復しながら研ぎます。左手はビュランの鋼をしかっり押さえ、右手はドリルストッパーに指を添えて押さえながら動かします。研ぎは強く動かさずに軽く滑らすように動かします。そして、ビュランの柄は握らないで研ぎます。それは研ぎが安定せず、ぶれるからです。ある程度研いだら返りが出来ているか確かめ、もう片方の側面を研ぎます。

側面を粗砥で研ぐ 6.jpg
4.片側面を研ぎ終える
研ぎを終えた状態です。次にビュランの向きを90°変えて残りの側面を研ぎます。

側面を粗砥で研ぐ 10.jpg
5.直線の状態で前後に研ぐ
残りの側面を研ぎます。ビュランの向きを90°変えたので、今度はドリルストッパーに添える指が親指になります。そして同じようにまっすぐ前後に動かしながら、これも左右に往復して研ぎます。

また、この粗砥で平面が作りにくい場合は、布ヤスリのもう少し粗い#100で研ぐと短時間で平面にすることができます。この布ヤスリはアクリル板に貼り付け固定して用います。変に癖がついたビュランの側面を修正するのは面倒ですが、気長に行います。

側面を粗砥で研ぐ 11.jpg
6.稜線の研ぎ具合を見る
研ぎが終えたら、しっかり平面になっているか確かめ、また刃になっている稜線に返りが出来ているかを確かめます。

側面を粗砥で研ぐ 12.jpg
7.ティッシュペーパーの切り込みで研ぎの状態をみる
この段階でも重ねたティッシュペーパーを切り込むと綺麗に切れるはずです。

側面を粗砥で研ぐ 13.jpg
8.ティッシュペーパーの切れ具合
研ぎの具合は親指の爪に刃先を立てた状態で、親指を立てながら斜めにして滑り落ちないかどうかで判断しますが、ティッシュペーパーの切れ具合で確かめる方が良いと思います。

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ビュラン側面研ぎの検証 6 [ビュラン研ぎと彫り]

ビュラン側面を中砥で研ぐ 1.jpg
1.側面を中砥で研ぐ
ビュランの側面を中砥で研ぎます。すでに粗砥で平面を形作っているので、少し粒度の高い砥石の中砥で研ぎます。研ぎにおける研ぎの力は滑らすように軽く行います。ただ、ビュランの鋼とドリルストッパーに添えた指はしっかり中砥面に押さえます。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 2.jpg
2.砥石にオイルを垂らす
砥石にオイルを数滴たらします。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 3.jpg
3.装着したドリルストッパーに指を添える
ビュランに装着したドリルストッパーに指を添え、ビュランを持っている状態です。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 6.jpg
4.まっすぐな状態で前後に研ぐ
前後に動かし、砥石の下半分の面を左右に往復しながら研ぎます。左手はビュランの鋼をしかっり押さえ、右手はドリルストッパーに指を添えて押さえながら動かします。研ぎは強く動かさずに軽く滑らすように動かします。そして、ビュランの柄は握らないで研ぎます。それは研ぎが安定せず、ぶれるからです。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 7.jpg
5.片方の側面を研ぎ終える
ある程度研いだら返りが出来ているか確かめ、もう片方の側面を研ぎます。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 8.jpg
6.残りの側面を研ぐ為に向きを90°変える
ビュランの向きを90°変えた状態です。握りの柄は反対の向きにになっています。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 11.jpg
7.まっすぐな状態で前後に研ぐ
残りの側面を研ぎます。今度はドリルストッパーに添える指が親指になります。そして同じようにまっすぐ前後に動かしながら、これも左右に往復して研ぎます。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 12.jpg
8.ビュランの腹の稜線が刃になっているか確かめる
研ぎが終えたらビュランの腹の稜線が刃になっているか確かめます。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 13.jpg
9.汚れを取る
研ぎ終えた後のオイルストーンの汚れは、汚れたところにオイルを垂らして、ペーパータオルやウエスで軽くたたいて移し取ります。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 14.jpg
10.ホワイトガソリン垂らして汚れを取り除く
さらにホワイトガソリンを垂らすと残った汚れが浮いて広がるので、また軽く叩くか押さえて取り除きます。このようにすると汚れで砥石の目が詰まるのを少しは防げます。あまりにも汚れがひどくなれば、平面を出したように面を研ぎ出します。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 15.jpg
11.汚れを取り除いた中砥
汚れを取り除いた中砥です。このように砥石の状態を保っていれば気持ちよく仕事ができます。

ビュラン側面を中砥で研ぐ 16.jpg
12.中砥での研ぎ具合をみる
中砥での研ぎ具合を見ています。粗砥での研ぎで確かめたよりも綺麗な切れ跡です。これで、中砥での研ぎは終了です。この後粒度を変えてもう少し研ぎます。しかし、この状態でも構いません。

A中砥で研いだ側面.jpg
13.中砥で研いだビュランの側面
最後の画像は中砥で研ぎ終えたビュランを、クリップに挟んで側面を撮ったものです。このビュランは、真っ直ぐなスイス製バローベの工具鋼(WS) スクエア1.5㎜を曲げています。柄はアメリカ製のものに挿げ替えています。画像を見ると側面はしっかり研げていると思います。細いビュランを研ぐことができるということは、太いビュランも難なく研ぐことができます。尚、断面には側面を研いだ際にできた返りがありますが、これは側面の研ぎ仕上で用いた砥石と同じ粒度で最後に取り除きます。

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ビュラン側面研ぎの検証 7 終了 [ビュラン研ぎと彫り]

ビュラン側面を耐水研磨紙#2000で研ぐ 1.jpg
1.側面を耐水研磨紙#2000で研ぐ

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ビュラン研ぎのまとめ [ビュラン研ぎと彫り]

手及び研ぎ器での研ぎ.jpg
側面研ぎの検証のまとめ
アーカンサス仕上砥石 ダイヤモンド砥石#1000(断面用) オイル
ダイヤモンド砥石#1000(側面用) 耐水研磨紙2000 フィルム研磨紙#4000 ホワイトガソリン
断面用研ぎ器 側面用研ぎ器 ビュラン№9(断面を研ぐ為に) ビュラン№9(側面を研ぐ為に) 六角レンチ
バイス用口金 テーブルソー角度器 オイル砥石 ペーパータオル

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側面用研ぎ器の砥石台を作る 3 [ビュラン研ぎと彫り]

側面用研ぎ器の砥石台を使う.jpg
側面用研ぎ器の砥石台を使う

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側面用研ぎ器の砥石台を作る 1 [ビュラン研ぎと彫り]

側面用研ぎ器の砥石台を作る a.jpg
1.側面用研ぎ器の砥石台を作る

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断面研ぎ器を用いた研ぎ及び手での研ぎにおける要点 [ビュラン研ぎと彫り]

1.スパティフィラムを頂戴する.jpg
ラッカーシンナー ホワイトガソリン 油砥石用オイル アーカンサス仕上げ砥石
クッサンと銅板 手製指ぬき 三角トリマー 耐水研磨紙#2000 ダイヤモンド砥石#1000
まっすぐなビュランを仕立てた工具鋼 (WS) のビュラン ハイス高速度鋼 (HSS) のビュラン
スクレーパー ビュランの断面研ぎ器 (FRP製)

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ビュランの持ち方 / How to hold a buran [ビュラン研ぎと彫り]

ビュランを持つ.jpg
ビュランを持つ

このブログ記事のアクセスで多いのがビュラン関係です。ビュランは研ぎが大切ですが、彫りにおけるビュランの持ち方も大切です。ネットで見かけるものは首をかしげるものがあります。人それぞれと云えばそれまでの話ですが、やはりしっかりビュランを握らなければ思うように扱うことが出来ません。

薬指と小指は握りの窪に添え、その柄尻を手のひらにしっかり押さえます。そうすることでビュランがぶれずに安定して扱いやすくなります。親指、中指でビュラン軸を挟んで持ち、そして人差し指をビュランの刃先に軽くにのせます。また、このように持たないと太いビュランでの彫りはできません。力を入れられないからです。それに息の長い線、自在な線、そしてビュラン特有の綺麗な線は生まれません。小指や薬指を支えにして彫るといじけた汚い線になります。尚、ここで述べている事柄は、すでに技法書「ビュラン 研ぎと扱い方」の『ビュランを持つ』にて説明しています。

ビュランを最初に手にするときは、面倒でも意識して正しい持ち方を身につけることが大切です。それは後々の仕事及び彫版の仕上がりに影響します。何より時間の無駄です。

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