- 銅版画
これはスケッチ「無花果」を元に制作しました。印刷用紙はアルシュ水彩紙細目です。この紙は版画用紙とは異なる湿し方をしています。普通は単に水に浸け、ほど良い湿りを持たせて印刷するのですが、この紙はサイズ(にじみ止め)によりあまりにも硬いので、邪道かも知れませんがバットに熱湯を注いだ中に浸けています。冷めたころあいを見てホルマリンを少し加えています。
印刷用紙は紙の耳を残したり、手で千切っています。その為乾燥はパネル張りではなく、カルトンと吸い取り紙で行いました。
試刷りとして4枚掲載していますが、実際はもう少し多い試刷りを取って制作しています。この試刷りではハーネミューレ紙を使用しているのですが、できることなら本刷りで使用する印刷用紙を使う方が良いと思います。それは印刷用紙によって刷り上がりが異なり、制作中の仕事の加減が変わってくるからです。尚、仕上げにビュランを少し使用しています。
印刷用紙は紙の耳を残したり、手で千切っています。その為乾燥はパネル張りではなく、カルトンと吸い取り紙で行いました。
試刷りとして4枚掲載していますが、実際はもう少し多い試刷りを取って制作しています。この試刷りではハーネミューレ紙を使用しているのですが、できることなら本刷りで使用する印刷用紙を使う方が良いと思います。それは印刷用紙によって刷り上がりが異なり、制作中の仕事の加減が変わってくるからです。尚、仕上げにビュランを少し使用しています。
試刷り 1
1997.06.27 / イメージサイ 230×235㎜ シートサイズ 290×290㎜
試刷り 2
1997.06.28 / イメージサイ 230×235㎜ シートサイズ 290×290㎜
試刷り 3
1997.07.01 / イメージサイ 230×235㎜ シートサイズ 290×290㎜
試刷り 4
1997.07.03 / イメージサイ 230×235㎜ シートサイズ 290×290㎜
銅版画は制作をするよりもそれに付随する道具等を考えて作る方が私には面白く、それで作品と呼べるものがありません。これは本末転倒かも知れません。