2.カットチゼルで線を印す

試しに段ボールシートの切り落としを使って、カットチゼル(タガネ)を用いて印した線に沿って玄能で打ちます。スチール定規でも良いのですが、ここでは、少し厚みのあるベニヤ板の端材を用いています。軽く一度打ち、筋を付けたら再度強めに打ちます。それでも段ボールシートに穴は開きません。打つときは奥から手前に滑らしながら打ちますが、自然とそのようになります。こうして打ってできた線を端材木片の定規を外して曲げます。嘘みたいに簡単に曲げることが出来ます。これは、段ボールシートの縦横だけでなく、斜めなどに折り曲げることが出来ます。

画像ではクランプで止めていますが、実際に差し箱を作るにはこれよりも大きな段ボールシートを用いるので、もっと幅の広いベニヤ板を重ねてそこに重しをすれば、それだけで固定することが出来るかも知れまん。差し箱を作るには真っすぐな線だけなので、難しくはありません。