銅版画制作においてグランド塗膜の定着とその燻しに使用する、プレートホルダー製作金型です。この金型は銅版を引っ掛ける菱形を作るものです。金型にステンレス棒を挟んで圧をかけて形を作り出します。一度には作れないので、段階を追って作ります。詳しい作り方については「ビュラン 研ぎと扱い方」の付録・覚書き / プレート・ホルダーの製作をご覧ください。
写真が後先になりますが、最初にこの金型を使って指を通す輪を作ります。ステンレス棒の中心点と金型の金属の中心を合わせ圧を描けます。U字に曲がったら絞って交差させます。一度外して向きを変えて円形の金型に通して再度圧を掛けると指を通し輪ができます。その後銅版を引っ掛ける菱形を最初の画像にある金型で作ります。上手く説明できませんが、製作流れは次のようになります。
上の写真は制作過程のごく一部になります。また、プレートホルダーはグランド膜の燻しばかりでなく、アクアチントでの散布した松脂を過熱固着する際にも使用できます。加熱固着した後はそのまま急冷することもできます。
プレート・ホルダーの製作.pdf
プレートホルダー用金型 2
写真が後先になりますが、最初にこの金型を使って指を通す輪を作ります。ステンレス棒の中心点と金型の金属の中心を合わせ圧を描けます。U字に曲がったら絞って交差させます。一度外して向きを変えて円形の金型に通して再度圧を掛けると指を通し輪ができます。その後銅版を引っ掛ける菱形を最初の画像にある金型で作ります。上手く説明できませんが、製作流れは次のようになります。
製作過程 1
製作過程 2
上の写真は制作過程のごく一部になります。また、プレートホルダーはグランド膜の燻しばかりでなく、アクアチントでの散布した松脂を過熱固着する際にも使用できます。加熱固着した後はそのまま急冷することもできます。
散布松脂の過熱
加熱後の急冷固着
プレート・ホルダーの製作.pdf