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取り留めのない事柄 [その他]

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ミトン用銅板、真鍮板

最近、不思議とブログの閲覧数が増えました。その中で、メゾチント作家岩谷徹氏の記事へのアクセスも増えています。なぜかは分かりません。

その岩谷氏のブログを続けて読んでいるのですが、このところ急に衰えていることが分かります。人は老いて徐々に衰えるのではなく、急に衰えるのではないかと思ってしまいます。

今は昔と違って、銭湯に出かけることがなくなったせいか、外では多くの老人を見かけることはあっても老人の裸を見ることはなくなりました。以前なら銭湯では自身を軸として、幼い時の姿から成長する過程、そして今の自分からこの先訪れるであろう身体の変化、いわゆる老いを想像することが出来ました。

岩谷氏のブログに戻りますが、かなり前から読んでいます。ものの見方考え方も興味深いですが、氏が銅版画を本格的に始めたころに滞仏していたパリでの生活、人との関りが面白く印象に残っています。その頃のことを読んでいると、時々登場するそこに書かれている人々の顔は分かりませんが、私の中でおぼろげながら生きています。

できることなら、時系列で様々な出来事、制作のこと、そして人間模様をもう少し詳しく知りたいと思うことがあります。しかし、先に書きました老いと云うことがそれを阻んでいるというか、体が思うようにいかないせいもあってそれは残念ながら望めません。

やはり、何かに興味を持ってなすことは若いころに自ずとあふれる情熱、熱意がある間だと思います。

先日、久しぶりに研ぎ器の注文があり、ついでにミトンを添えたかったのですが、作り置きも材料も手元になかった為、今朝注文をしました。それを取りに夕方街まで出かけその材料の銅板と真鍮板を購入しました。それが、写真にあるものです。


岩谷 徹氏のブログ
岩谷 徹 作品、制作過程(ビデオ)等

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