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4.研ぎ器用のアクリル台に壁紙シートを貼る 4/8 [ビュラン研ぎ器]

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貼り合わせたアクリル板に壁紙シートを貼る

アクリル板を重ねて貼り、上部には薄い粘着壁紙シートを二枚重ねて貼る。この壁紙の厚さがビュランの断面の研ぎ代になります。また、下部には幅広のマスキングテープを貼り、裏側には滑り止めを施して仕上げます。尚、貼り合わせたアクリル板は、いずれも5㎜の厚さで、それぞれ50×90㎜、50×120㎜です。この台は不要な周囲を切り取るので、面取りはしません。また、表面が汚れた場合はラッカーシンナーは使用せず、ホワイトガソリンで落とします。

1.上部の面積より大きく切り取った薄い粘着壁紙シートを二枚重ねて貼ります。先ず、カッティングマットに一枚を置き、左右をマスキングテープで止めておきます。その上にもう一枚剥離紙を少し剥がして重ね、空気を追い出しながら貼ります。

2.貼り合わせたら、カッティングマットのマスキングテープを外側に引っ張りながら剥がし、しっかり貼り合わせます。そして、その上部を少し真っすぐに切り落とします。

3.切り落とした上部とアクリル台の上部を合わせて重ねて貼ります。この時も空気を追い出しながら丁寧に貼ります。

4.貼り重ねたら裏返して不要な三辺を切り落とします。そして、マスキングテープを貼りこれも不要な周囲を切り取ります。この後裏側に滑り止めを施せば出来上がりです。

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3.研ぎ器用のアクリル台を作る 3/8 [ビュラン研ぎ器]

研ぎ器用のアクリル台の接着.jpg
研ぎ器用のアクリル台の接着

切り出したアクリル材を、アクリル樹脂専用接着剤で貼り合わせます。付属のスポイトでは、液が流れて用を成さないので、別に注射器を用意します。貼り合わす際にはアクリルが動かない様にマスキングテープで仮止めをして行います。その際、アクリル板の保護紙は接着する側だけ剥がします。そのようにして接着することで液が流れても汚さずに済みます。ここで接着しているのは砥石の上に載せ、滑らせて断面を研ぐものです。

接着が済めば、ディスクサンダーで角を丸め、紙やすりで整えます。そして、上表面の周囲にヤスリをかけて面取りをします。砥石仕用のアクリル台は、汚れたり、滑りが悪くなればシリコーンスプレーをウエスにしみこませて拭きます。汚れが取れ艶が出ます。

すでに貼り合わせて完成しているものは、研ぎ器にビュランを差し込んでその刃先の出を見るものです。ここにあるものは初期に作り置きしたものなので、上部には厚紙を貼っています。それでは、すぐに汚れてしまうので、薄い壁紙用の粘着シートを2枚を貼り重ねたものに換えます。粘着シート2枚の厚さがビュランの断面の研ぎ代になります。

ここで作っているのは研ぎ器で使用するものですが、その研ぎ器は幾度か変遷を得て現在に至っています。研ぎ器は砥石の上にアクリル台を用いて使用していますが、研ぎ器あるいは研ぎ方については他にも良い方法があると思います。

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2.研ぎ器用のアクリル材を切り出す 2/8 [ビュラン研ぎ器]

研ぎ器用のアクリル材を切り取る.jpg
研ぎ器用のアクリル材を切り取る

サーキュラソウでアクリル材を切り取ります。これらを接着して、必要なと云うか、適切な長さに再度切り取ります。その後面取りをし、角を丸めます。また、ビュランの刃先の出を見るアクリル台には、薄い壁用粘着シートを2枚重ねにして貼ります。この厚みがビュランの断面の研ぎ代になります。ついでに、ダイヤモンド砥石台を使用する際のアクリル台を作ります。

このサーキュラソウはスイッチの切り替えがすぐに出来ないので、フットスイッチを使用しています。そして、そのフットスイッチは業務用バキュームクリーナーと連動しています。作業机の下に白い丸いものがフットスイッチです。


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1.研ぎ器台の為のアクリル材 1/8 [ビュラン研ぎ器]

研ぎ器の為のアクリル材料.jpg
研ぎ器の為のアクリル材料

本日注文していたアクリル材料が届きました。これは研ぎ器を使ってビュランを研ぐ際に必要な、ビュランの刃先の出を見る台、砥石の上で使用する台をこれで作ります。と云っても必要な寸法に切り取り、接着するだけです。

50×700×5㎜と50×700×3㎜の板です。長さは保存しやすいように適当です。これで、研ぎ器の販売が出来ます。

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プレス機の移動 [版画関連]

プレス機の移動.jpg
プレス機の移動

久しぶりに部屋の整理をしました。と云っても狭い部屋ですので、代り映えがしません。プレス機を使用するにはベッドプレートの左右の振りが必要になります。中型のプレス機でさえ、場所を取ります。使用する際には必要なプレス機ですが、普段使わないときは少し厄介物です。尚、プレス機の台に付いているキャスターは強度のあるものに交換しています。また、自身でキャスターの横4カ所にアジャスターを取り付けています。キャスターだけではハンドルを回転させると動くからです。

使用する際には、ベッドプレートの左右にあるものを片づけてからになります。印刷をする場合は、最低でもインキ練り台、インキを詰めるウォーマー台、そして銅版のインキを拭き取る台が必要です。その他には、湿した印刷用紙を寝かして置く台、カルトンと吸い取り紙で乾燥さすならその台も必要です。しかし、狭いなりに、何とかなるものです。


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サンキライ(またはサルトリイバラ) [その他]

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サンキライ(サルトリイバラ)

昨日知人からサンキライ、別名サルトリイバラの葉を頂きました。先日は草団子を作りましたが、この葉に包んで蒸して草餅、あるいは柏餅として作っても良いと思います。この葉を使用するのは西日本の地域に見られます。詳細は検索されると知ることが出来ると思います。

このサンキライの葉自体をネットで購入することもできるようです。折角頂いたので、使用して見たいと思います。全部使わないので残りは保存します。ネットでは、幾つかの方法が載っているので試して見ることにします。尚、竹ざるの直径が29cmですので、ある程度大きさが想像できるかと思います。

余談ですが、松本清張著の「火と汐」の中でも事件の推理の一役を担っています。ドラマにもなっているので、見られた方もいるかと思います。

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ビュラン研ぎ器の調整確認 2/2 [ビュラン研ぎ器]

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ビュラン研ぎ器の調整 2

まだ手元には研ぎ器が残っているので、少しずつ調整しています。真っすぐなビュランを研ぎ器に差し込んで設定して、ダイヤモンド刃物研ぎ機で粗削りをします。その研ぎ角度で状態を確認します。

手前にある研ぎ器は、これから調整するものです。そしてその上にあるビュランは、バローベ (vallorbe) 工具鋼(WS) スクエア ビュランを曲げて、アメリカ製の柄に挿げ替えたものになります。このように曲げたビュランを使うと、切れ味の悪いアメリカ製のビュランは使用するのが煩わしくなります。それから、上部にあるのはビュランではなく、彫りくずを切り取るための三角トリマーです。

真っすぐなビュランを使用すると思うように長い線を彫ることが出来ません。来年には新しい紙幣が発行されます。その紙幣を彫る道具のビュランは、洋ナシを半分に切った様なずんぐりした形です。そのために使われているビュランも真っすぐです。また、刃先の断面の角度も45°だけではなく、他の角度のものも使用します。ですから、息の長い線及び太い線を彫るには適していません。極端な云い方をすれば、点描に近い彫りです。

こうして調整している研ぎ器は、再度販売をと思っています。そのためには、刃先の出を見るアクリル台、そして砥石の上に置くアクリル台が必要です。今はそのアクリル台が不足しているのですぐにではなく、もう少し先になると思います。その時はここでお知らせいたします。興味がありましたら手にしてください。


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「銅版画制作における備忘録」に新しく追加 [お知らせ]

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「銅版画制作における備忘録」に新しく追加

技法書における副読本としての「銅版画制作における備忘録」に新しく5頁追加しました。これは、すでにブログにて書いたものを「実際に工具鋼(WS) スクエア ビュランを曲げる」、「実際にハイス高速度鋼(HSS)ビュランを曲げる」として纏め直したものです。

極端な話、バローベ (vallorbe) のこれら二種類のビュランがあれば、銅版画制作には事足りると思います。ただ何度も述べているように、真っすぐなビュランは曲げる必要があります。

また、これとは別に半年かけて投稿した「差し箱を作る」についても、試行錯誤しながらの記事なので、一度整理して纏め直したいと思っています。


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ビュラン研ぎ器の調整確認 1/2 [ビュラン研ぎ器]

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ビュラン研ぎ器の調整

処分を決めていた研ぎ器の調整をしました。新しい真っすぐなビュランで研ぎ器の溝ナットが本体の中心になるようにします。しかし、溝は他のビュランで彫って作っています。それで、ナットの溝自体が真っすぐに、それも同じ深さで彫れているかが問題になります。それと、このナットの溝が本体の底に対してしっかり45°になっているかも問題です。

この研ぎ器は最初に型から作ったものですが、先に書いたようにはなっておらず、底面を削って位置関係を出しています。そのようにして作ったものなので、処分をするには忍びなく手元にとどめていました。それで、調整の確認をした次第です。

この研ぎ器を使って、今まで手で研いで使用したビュランは先から見て正四角形でない場合、バイスの口金に沿わして見ると、二辺が同じ長さでないことになります。しかし、使用していないバローベ (vallorbe) の真っすぐなビュランで調整してあるので、彫りには問題なく、ビュランの断面中央から真っすぐ彫りくずが立ち上がります。しかし、実際ビュラン研ぎ器を手にしたことのない人には、ここで述べていることがまったく理解できないと思います。

バローベ (vallorbe) グレーバー 彫刻刀 を購入して曲げ、最初からこの研ぎ器で研いで彫りに使用すると、とても良い状態を維持できると思います。ただ、以前にもこのメーカーのビュランについては述べましたが、工具鋼(WS) スクエア ビュランを曲げることは、他のメーカーのビュラン同様30°に曲げることができます。しかし、ハイス高速度鋼(HSS)は、そのようにはいきません。これについては過去のブログ記事をお読みください。ハイス高速度鋼(HSS)については、「特殊鋼の知識」の記事が良いと思います。アドレス、あるいは記事自体を保存されることをお勧めします。

ビュランは細密描写に拘らず、自由な線を引くと云うか、彫るのは楽しいと思います。また、他の技法と併用することで表現が大きく広がるはずです。


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草団子の生地をこねる [その他]

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草団子の生地をこねる

練った餡を丸めたなら、団子の生地をこねます。餡子が大きいと団子自体が大きくなります。生地はだんご粉、上新粉、そして柔らかくするために白玉粉を水にといて混ぜます。そして、よもぎの粉末を加えよく練ります。更に少量の塩を加えてよくこねます。

適当な大きさの生地を手に取り広げ、そこに餡子を乗せて包みます。それを寸胴鍋の沸騰した湯の中に落として茹でます。湯にも少量の塩を入れておきます。鍋底にくっつかない様にして茹で、団子が浮いてくれば茹であがりです。それをざるに取り、冷ましてからもろぶたに張ったきな粉の上に並べます。

団子は熱い中に食べるのも良いですが、冷凍保存して食べる時に解凍してトースターで焼きます。きな粉の香ばしい香りと、焼けた外側と中の餡子が相まって美味しです。

市販の餡子は少し水っぽい感じがしますが、自身で作る餡子は好みの味で作ることが出来ます。尚、よもぎの粉末ではなく、生のよもぎを調理してこねあわすと、彩、それに香りのよい草団子になります。残念ながら、茹でている写真及び出来上がった団子の写真を撮っていません。

この草団子とは別にサルトリイバラあるいはサンキライの葉で包んで蒸すのもよいです。


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草団子の餡を練る [その他]

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1.こしあん粉を練る準備

餡を作ります。ここでは100g入りのこしあんの粉をボールに開けました。砂糖は、量の多い左から三温糖、キビ糖、そして少量の黒糖です。後少量の塩を加えます。今回はこれらの砂糖を練り込んで餡にします。そしてステンレスの寸胴鍋には湯を沸かしています。尚、練りあがる時間はIHコンロをしていますが、40分位です。

材料
こしあん:100g×4袋
砂糖  :三温糖 500g
    :きび糖 250g
    :黒糖 50g
食塩  :小さじ 2/3
水   :50ml

調理時間 :40分程度 
得られる餡:使用するこしあんの粉の4倍ほどになります


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2.餡を作るために 熱湯をかける

熱湯をかけながら全体を湿すと、こしあんの粉は膨れ上がります。先に熱湯をかけまわして混ぜるのは、粉自体の匂いを消す為です。

こしあん粉は砂糖を加えて煮て混ぜながら練ると、最終的には4倍前後の餡が出来上がります。尚、湯を沸かしているステンレスの寸胴鍋は、餡を団子生地で包んだ後で茹でる際にも使用します。


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3.少量の水で砂糖を溶かしてこしあんを入れる

少量の水で溶かしてあるステンレス鍋に、ボールのこしあんを移します。加熱すると一気に液状になります。


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4.加熱した状態

この状態で撹拌しながら煮詰めます。


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5.ふつふつと沸騰しだす

初めは強火で加熱し、灰汁を取りながら混ぜます。そうすることで雑味が取れ、舌触りが滑らかになります。そして少量の塩を加えて更に煮詰めます。水分が飛ぶにしたがい火加減を調節して焦げ付かない様にします。

ヘラで練った餡を手前に引いた際になべ底が7~8秒程で隠れるか、あるいは持ち上がった餡が上から落ちるほどになるまで更に練り込んでいきます。


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6.水分を飛ばして練りあがった状態

水分を飛ばし、しっかり練り込んで仕上がった餡には艶があります。餡は、こしあん粉の4倍ほどになります。出来上がった餡はバットに移して粗熱を取り、冷蔵庫に入れます。この後、団子の餡として丸め、団子生地に包んで大量の湯で茹でます。

ここでは、3種類の砂糖を使用しましたが、砂糖にはこの他幾つも種類があるので、あれこれ試すのも楽しいと思います。

※ 考察:今回はIHコンロで作りましたが、以前はガス火でそれもアカオアルミ 鍋で練ったのですが、それでは、火加減が難しく、強火にすると煮詰める際に餡が飛び散ります。また焦げやすいです。餡は肌に付着すると火傷します。それもあって、鍋の後ろの壁に養生シートを貼りました。しかし、IHコンロを使用することで、熱の調整がしやすく餡が飛び散ることもありません。底厚のステンレス鍋を使用することで焦げつきもありません。


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草団子をつくる [その他]

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草団子の材料

久しぶりに草団子を作るために材料をそろえました。すでに写真のみをアップしましたが、改めて簡単な記事にしてアップすることにします。必要でないものもありますが、適当に揃えました。

ネットでは蒸して作る方法がありますが、ここでは餡を練り、その丸めた餡を団子生地で包んで茹でます。これは、どの家庭でも同じようにして作る方法ではないようです。

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ブログ投稿再開 [お知らせ]

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バラが咲いた

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雨の日曜日

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雨の日曜日 2

このブログは、2023.03.31をもって終了しましたが、銅版画関係の記事だけではなく、とりとめのない事柄を交えて再開することにしました。

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