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植物画手引書と花の素描 [スケッチ / 写生]

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植物画手引書と花の素描集

ある時急に花を描きたくなり、適当な手引書を求めました。花を描くと云うことはどのようなものかと思ったからです。巷には数えきれないそのような書籍があります。今はネットで購入することが出来ますが、以前はやはり書店に足を運ばなければなりませんでした。太田洋愛著の古いアトリエ誌はネットで求めた一冊です。

花を描くと云うのは限られた季節に描かなければなりません。それも限られた人生の内で描かなければなりません。体調を崩した場合は、次の年を待たなければなりません。また、花を描くと云うことは、生活をその花に合わせることになります。

作品として仕上がったものよりも、私はその前のスケッチ、写生が好きです。


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デューラー・叢 [その他]

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デューラー・叢

「FLORA 図鑑 植物の世界」の中にデューラーの『叢』がありました。その同じものが手元にある他の本にもあったので並べて見ました。実際どれが実作品に近い色味か分かりません。

ディヴィッド・ホックニーの「Secret Knowledge- 秘密の知識 - 」では、デューラーがどのようにして描いたのかと云うことに視点を置いてその著書で見解を述べています。また、「Durer- タイム ライフ ブックス - 」は、デューラーの作品紹介です。

「FLORA 図鑑 植物の世界」ですが、世界中の植物からの写真集です。普段私たちが見る景色とは異なっていて、中にはある部分だけを拡大撮影したものが切り取られたような感じで掲載されています。美しい写真にワクワクします。そして、このようになっているのかと知ることができます。普通に対処を見てスケッチをする際にも同じように感じます。と云うか、描き終わって気づかされます。

「FLORA 図鑑 植物の世界」は、驚異的な図鑑です。

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FLORA 図鑑 植物の世界 [その他]

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FLORA 図鑑 植物の世界

本日、「FLORA 図鑑 植物の世界」が届いた。ただ、ただ驚異の植物図鑑だ。


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日本フヨウの苗木 [その他]

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日本フヨウの苗木が届く

近くの河川敷に自生している芙蓉を掘り出そうと思って出かけたのですが、簡単にはいかないと判断して断念しました。

ふとネットで購入できるのではないかと検索したところ手ごろな苗木がありました。それも近くの県の園芸店(千草園芸)でした。その注文した苗木が今朝一番に宅配便で届きました。それが画像の「日本フヨウ」です。梱包は次のようになります。225×235×950㎜です。そして、苗木自体は仮鉢の底から測ると670㎜ありました。とても気に入っています。今年はスケッチが出来ないと思いますが、これはこれで満足です。芙蓉と云えば、このブログとは別のブログでも書きましたが、絵を始めた頃にひと夏かけてこの花だけをスケッチしていました。団地の隅に植えられたもの、道端に咲いているものを描いていましたが、まだ今のように猛暑の続くようなことは無かったと記憶しています。

この苗木はピンクですが、他に白や酔芙蓉が欲しいとも思っています。

梱包の右下の封筒の中には、納品書、フヨウ栽培に関する注意書き、そして小袋に入った園芸肥料です。


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朝焼け [その他]

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今日の朝焼け

このところ夜明けが遅くなったような気がします。


タグ:朝焼け
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植物図鑑 [その他]

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植物図鑑

久しぶりに書店に足を運びました。図書カードの残高に不足分を足して植物図鑑、「花と木の名前1200がよくわかる図鑑」を求めました。それが画像の中央にあるものです。それから左右にある二冊はかなり以前に求めたものです。書籍はネットでも購入できますが、このようなものはやはり手にして選ぶものだと思います。

先日園芸道具を購入したのは、河川敷に自生している芙蓉を彫り越し、鉢に植え替えてスケッチをするためでした。しかし、実際に現場に出かけてみると、高さのあるものは無理だと諦めました。しかし、その芙蓉の苗木がネットで購入できることを知りました。それなら、自室でスケッチが出来ると思います。

芙蓉は、絵を始めた頃ひと夏をかけてそれだけを描きました。そのころは使用する紙の知識がなく、粗末なスケッチブックを使用しました。そのスケッチは、別のブログ「写生」に『芙蓉スケッチ』(1~10)を載せています。また、それらのスケッチ画面が白く見えているのは、Photoshopで加工しているからです。実際は褪色など劣化しています。

タグ:植物図鑑
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真っすぐなビュランの曲げについて / About bending a straight burin [銅版画の道具と材料]

真っすぐなビュラン、それを曲げたビュラン、そして折れたビュラン.jpg
真っすぐなビュラン、それを曲げたビュラン、そして折れたビュラン

このブログのビュラン関係の記事で、下記の記事もアクセスが多いです。

工具鋼(WS) スクエア ビュランを曲げる 1~5
https://intaglio-print.blog.ss-blog.jp/2021-01-30

ハイス高速度鋼(HSS)スクエアビュランを曲げる 1~6
https://intaglio-print.blog.ss-blog.jp/2021-01-31-2

これらは真っすぐなビュランです。ですので、銅版画制作に使用するには、刃先からある程度のところで30°に曲げる必要があります。ただ、工具鋼(WS) スクエアは加熱して曲げることが出来ますが、ハイス高速度鋼(HSS)スクエアは鋼の性質により同じように加熱して曲げることはできません。一度で加熱して曲げることはできないのですが、二度、三度と繰り返し熱することで可能になります。このことについては上記のブログ記事を参照してください。

真っすぐな状態でビュランに仕立てたとしても、小さな版なら彫ることは出来ますが、大きな版には不向きです。線を彫るとしても短い線、あるいは点に近い線などは可能です。例えば、紙幣などです。それに使用するビュランは、少し特殊な形状をしています。また、そのような版なら彫版台(クッサン)は必要ないと思います。

これらの真っすぐなビュランを曲げるにはガスバーナーが必要です。ガスと空気を混合する為にはコンプレッサーも必要です。個人で持っている人は少ないというか、いないと思います。この記事のように、曲げて見たいと思ってもあきらめるしかないかも知れません。しかし、美術学校、あるいは工房に通っているなら設備としてあるはずです。それとは別に個人でビュランに興味を持って取り組んでいて先にあげた場所とは無縁なら、近くの鉄工所などで頼むのも良いと思います。その時はしっかり意図を告げないといけません。職人はあいまいなことを嫌うと云うか、どうしてよいか分からないからです。

同じ様な事柄を繰り返して書いていますが、それは制作における準備と云うことを考慮してのことです。一度良い刃物に出会うとそれなしでは仕事が出来ないと云うか、それなしではしたくないと思います。ですが、私の記事云々で判断せず専門の作家に指導を受けられたらと思います。


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ビュランの持ち方 / How to hold a buran [ビュラン研ぎと彫り]

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ビュランを持つ

このブログ記事のアクセスで多いのがビュラン関係です。ビュランは研ぎが大切ですが、彫りにおけるビュランの持ち方も大切です。ネットで見かけるものは首をかしげるものがあります。人それぞれと云えばそれまでの話ですが、やはりしっかりビュランを握らなければ思うように扱うことが出来ません。

薬指と小指は握りの窪に添え、その柄尻を手のひらにしっかり押さえます。そうすることでビュランがぶれずに安定して扱いやすくなります。親指、中指でビュラン軸を挟んで持ち、そして人差し指をビュランの刃先に軽くにのせます。また、このように持たないと太いビュランでの彫りはできません。力を入れられないからです。それに息の長い線、自在な線、そしてビュラン特有の綺麗な線は生まれません。小指や薬指を支えにして彫るといじけた汚い線になります。尚、ここで述べている事柄は、すでに技法書「ビュラン 研ぎと扱い方」の『ビュランを持つ』にて説明しています。

ビュランを最初に手にするときは、面倒でも意識して正しい持ち方を身につけることが大切です。それは後々の仕事及び彫版の仕上がりに影響します。何より時間の無駄です。

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木製のお櫃とストウブ鍋ワナベ [STAUB]

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木製のお櫃とストウブ鍋ワナベ

以前、このブログにてストウブ鍋についての記事を投稿しています。いつの間にかストウブ鍋沼にはまってしまいましたが、今はようやく這い出した状態です。

画像は最近入手した木製のお櫃とストウブ鍋のワナベです。今はガスではなく、卓上IHクッキングヒーターを二台並べて調理しています。この調理器具の火力調整は7段階で、とろ火1、弱火2~3、中火3~6、そして強火7になります。このストウブ鍋には炊飯専用の鍋もありますが、最近はそれに拘ることなくワナベで炊飯をしています。また、ラウンドを使用することもあります。

画像の鍋について:
STAUB 鋳物ホーロー鍋
ピコ・ココット 20 CM (Lサイズ), Wa-NABE,カンパーニュ

私の炊飯の仕方は白米一合に対して水は1.2倍ですが、少し多めでも良いかと思います。ストウブ公式での炊飯は米を浸漬して適量の水を加え、蓋を外したまま中火にかけます。沸騰したら軽くひと混ぜし、蓋をして弱火で10分炊き、そして火を止めて10分蒸らすとあります。私も同じように何度か炊きましたが、良い炊き方ではないと思います。沸騰した後ひと混ぜするのは火傷の恐れがあったり、芯が残ったりします。蓋を外して炊くと鍋の温度が上がりません。また、蓋をして沸騰した後ひと混ぜする人も居ますが、鍋の表面が平らになりません。沸騰を見極めるのも難しいです。ですので、私は次のようにして炊きます。また、米油を小さじ1/2杯~1杯入れることで、鍋に米粒がつきません。

1.軽く研いだ後水を切ります。
2.鍋に移して適量の水で1時間程浸漬します。
3.蓋をしてIHコンロの中火5あるいは6で炊飯します(米油を少し垂らすこともあります)。
4.蒸気が出れば、30秒程間を置き、弱火2にして10分炊きます。
5.炊き上がったら10分蒸らします。
6.蓋を開け、蓋の水分を注ぎしゃもじで軽く切るように混ぜます。
7.木製のお櫃に移します。

上のようにして炊いていますが、鍋から蒸気が出る時間は炊く米の量、浸漬を冷蔵庫で行うなどによって多少変わってきます。また、中火の火加減によっても異なります。毎日のように炊いていると蒸気が出る時間は分かります。大体30分前後で炊飯できると思います。

木製のお櫃に移すと程よい状態で美味しく食することが出来ます。以前は陶製のお櫃を使っていましたが、水分調整が出来ず、使用するのも後始末も面倒でした。お櫃は移す前に湿した布きんで内側を軽く拭くか、霧吹きで湿らせます。しかし、そのままでも米粒は然程付きません。鍋で炊くようになってから炊飯器、陶製のお櫃は処分しました。

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園芸道具と額装の夏草スケッチ [スケッチ / 写生]

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園芸の道具

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額装の夏草スケッチ / 2007.08.31~09.30 額寸535×690㎜

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夏草スケッチのスキャン-a

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夏草スケッチのスキャン-b

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夏草の下スケッチ 9/20 16枚目

スケッチの為に植物を鉢植えにする道具を求めました。これがあれば、山などで採取することもできると思います。

額のスケッチは、ずい分前の今の季節に川の土手で採ってきて鉢に植え直して描いたものです。また、その下の二枚はA3スキャナーで分割して読み込んだものです。これをPCで重ね合わせて合成します。尚、このスケッチは27枚の下スケッチをもとにしてします。部分々を描きながら進めているので一月掛かっています。因みに、用紙はトレーシングペーパーではなく、ロール紙を使用しています。画像は9/20の下スケッチで16枚目になります。

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お気に入りの木版画作品と差し箱 [私のお気に入り]

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お気に入りの木版画作品とその差し箱 / 高橋 脩「白い樹」

このブログにて「お気に入り作品の差し箱を作る」として記事を書きましたが、その額装が気になっていました。それで、先日古い酸性紙のマットを新しく中性紙に交換しました。画像はその作品と自作の差し箱、そしてウコン染め生地を用いた黄袋です。差し箱の製作については半年ほどかけて試行錯誤しましたが、私なりの製作方法が良いと思っています。その製作におけるブログ記事はまとまりのないものなので、いつか整理したいと思っています。

作品は木版画です。作者は高橋脩(たかはし おさむ)氏です。10年ほど前にリサイクル店にて購入しました。額共で3.000円でした。その店の二階への階段を上がっていくと見覚えのある作品に気が付きました。実はこの作品は、かなり前に版画専門の画廊で買ったことがあり、その後譲ってほしいという方に手放したものでした。

銅版画を始める前に木版画を少しかじったことがありました。急に絵が描きたくなり賀状の延長で始めました。そのころ前触れもなしに作者の所に伺ったことがあります。しかし、私には木版画ではなく、ただ絵を、それもスケッチがしたかったこともあって、自ずと木版画の制作はしなくなりました。

その後は数年同じ場所に出かけて写生をしていたのですが、そのスケッチを見た方からはよくエッチング制作を勧められました。そして、その中の一人からは自身が使用していたプレス機を頂きました。しかし、銅版画にはあまり気乗りしなかったこともあって、そのプレス機は処分しました。その後もプレス機の話があって仕方なく銅版画を始めることになり、今に至っています。しかし、作品を作ることよりも道具を作ることに多くの時間を費やしてきました。

お気に入りの木版画作品の話から、銅版画を始めるきっかけの話になってしまいました。

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カールツァイスとエッシェンバッハのヘッドルーペについて / 拡大鏡 [銅版画の道具と材料]

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二つのヘッドルーペ

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カールツァイスとエッシェンバッハのヘッドルーペの額のパッド

細かな作業を行う際に頭に装着する拡大鏡があります。長年カールツァイス コプ ルーペ(拡大鏡) L/D6を使用しています。しかし、この拡大鏡のレンズを差し込む突起が不注意によりすぐに折れてしまいます。それで、今までに二つ購入しましたが、いずれも折れました。また、このカールツァイスの額にあたるクッションパッドはマジックテープでの着脱なので洗うことは出来ますが、汚れたりして経年劣化します。その為か予備用のパッドが付いています。ただレンズは使っていて見やすいと思っています。

カールツァイスとは別にエッシェンバッハのものも手元にありますが、レンズの倍率が私にはしっくりこないので長く放っていました。しかし、装着感は気に入っていました。額にあたる部分はカールツァイスとは異なり、少し硬めのクッションなので使用していて汗を吸収することはありません。

昨日、差し込み突起が折れたカールツァイスのレンズを、エッシェンバッハの拡大鏡に嵌めて両面テープで位置を決め、左右をテープ等で止めるとしっかり固定することが出来ました。何故、今までそのような発想がなかったのかと思います。何でもそうですが、普段気にしていることはふとした時に思い浮かぶように思います。

拡大鏡には国内外の製品でヘッドに装着するもの、あるいは眼鏡の形状のもがあります。ただ、製品の説明だけでは使用感は分かりません。ある程度値が張るものなので、気になるものを購入して確かめることは難しいと思います。尚、画像の白いものがカールツァイス製、黒いものがエッシェンバッハ製になります。

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