柿スケッチの為の粗素描 [スケッチ / 写生]
柿を写生する上で次のような粗スケッチ行います。実際には13枚の粗スケッチが必要でした。一旦ロール紙に全体あるいは部分の位置関係、そして形を探ります。それを本紙、ここではアルシュ水彩紙に転写して書き進めます。その時点で対象物をよく見て修正、あるいは辻褄を合わせて描きこみます。以前はこの粗スケッチは処分していましたが、思うところがありこうして残しています。いずれすべて塵になるのは避けられないと思いますが…。
尚、赤い線で囲ったところはスケッチを終えています。全体が仕上がった後でさらに調整します。また、合成とあるのはA3スキャナーで分割して読み込んだものをパソコン上で繋ぎ合わせたということです。工夫すればデッサン用の木炭紙の大きさも読み取れます。
尚、赤い線で囲ったところはスケッチを終えています。全体が仕上がった後でさらに調整します。また、合成とあるのはA3スキャナーで分割して読み込んだものをパソコン上で繋ぎ合わせたということです。工夫すればデッサン用の木炭紙の大きさも読み取れます。
柿下スケッチ 1 合成
タグ:柿スケッチの為の粗素描
園芸道具と額装の夏草スケッチ [スケッチ / 写生]
園芸の道具
額装の夏草スケッチ / 2007.08.31~09.30 額寸535×690㎜
夏草スケッチのスキャン-a
夏草スケッチのスキャン-b
夏草の下スケッチ 9/20 16枚目
スケッチの為に植物を鉢植えにする道具を求めました。これがあれば、山などで採取することもできると思います。
額のスケッチは、ずい分前の今の季節に川の土手で採ってきて鉢に植え直して描いたものです。また、その下の二枚はA3スキャナーで分割して読み込んだものです。これをPCで重ね合わせて合成します。尚、このスケッチは27枚の下スケッチをもとにしてします。部分々を描きながら進めているので一月掛かっています。因みに、用紙はトレーシングペーパーではなく、ロール紙を使用しています。画像は9/20の下スケッチで16枚目になります。
植物画手引書と花の素描 [スケッチ / 写生]
植物画手引書と花の素描集
ある時急に花を描きたくなり、適当な手引書を求めました。花を描くと云うことはどのようなものかと思ったからです。巷には数えきれないそのような書籍があります。今はネットで購入することが出来ますが、以前はやはり書店に足を運ばなければなりませんでした。太田洋愛著の古いアトリエ誌はネットで求めた一冊です。
花を描くと云うのは限られた季節に描かなければなりません。それも限られた人生の内で描かなければなりません。体調を崩した場合は、次の年を待たなければなりません。また、花を描くと云うことは、生活をその花に合わせることになります。
作品として仕上がったものよりも、私はその前のスケッチ、写生が好きです。
タグ:植物画手引書と花の素描
水平可変イーゼル [スケッチ / 写生]
以下は別ブログ「写生」から持ってきたものです。
室内で使用している水平可変イーゼルです。これはイタリア製のものですが幾つか手を入れて作り変えています。
デザインや機能はよいのですが作りが大雑把な感じです。三脚の伸ばした長さが不揃いだったり、留めネジが壊れたりしました。それで、それらを溶接して補強あるいは作り直しています。また、水平等の位置固定は三脚基部の二本のレバーをかしめて行います。強く支柱を持って動かすと微妙な調節ができ、それでも描く段には動かず問題ありません。
このイーゼルは主にキャンバス仕様なのですが、受け部に木片を取り付けカルトンを使用してスケッチができるようにしています。また、イーゼルの支点部分に重石を掛ける穴を設けて、ハンドウエイト等が下げられるようにしました。要は使い勝手のよい様に作り変えています。手直ししている間に日本製の同じようなものも購入しましたが、今ひとつ使い勝手が悪く使用には至っていません。ここにあるイーゼルを展開すればもっと良いものができる思います。
描画板としてのカルトンは一枚もの、あるいは二枚ものを必要な大きさに切り取っています。その切り口には木工ボンドを塗布して固めます。私はスケッチにT定規を使用するので、カルトンの四隅が直角になるように切り取っています。
不備な点を書きましたが、それ以上にとても気に入っているイーゼルです。どこかのメーカーで同じようなものを作らないだろうか。
1.水平可変イーゼル
2.別角度から見た水平可変イーゼル
3.カルトンを設置したイーゼル
4.開脚及び固定部分
室内で使用している水平可変イーゼルです。これはイタリア製のものですが幾つか手を入れて作り変えています。
デザインや機能はよいのですが作りが大雑把な感じです。三脚の伸ばした長さが不揃いだったり、留めネジが壊れたりしました。それで、それらを溶接して補強あるいは作り直しています。また、水平等の位置固定は三脚基部の二本のレバーをかしめて行います。強く支柱を持って動かすと微妙な調節ができ、それでも描く段には動かず問題ありません。
このイーゼルは主にキャンバス仕様なのですが、受け部に木片を取り付けカルトンを使用してスケッチができるようにしています。また、イーゼルの支点部分に重石を掛ける穴を設けて、ハンドウエイト等が下げられるようにしました。要は使い勝手のよい様に作り変えています。手直ししている間に日本製の同じようなものも購入しましたが、今ひとつ使い勝手が悪く使用には至っていません。ここにあるイーゼルを展開すればもっと良いものができる思います。
描画板としてのカルトンは一枚もの、あるいは二枚ものを必要な大きさに切り取っています。その切り口には木工ボンドを塗布して固めます。私はスケッチにT定規を使用するので、カルトンの四隅が直角になるように切り取っています。
不備な点を書きましたが、それ以上にとても気に入っているイーゼルです。どこかのメーカーで同じようなものを作らないだろうか。
タグ:水平可変イーゼル
水平可変イーゼル用のスケッチカルトン [スケッチ / 写生]
水平可変イーゼルのスケッチ用カルトン
水平可変イーゼルを使用する際には、カルトンを用います。そのカルトンは木炭デッサンで使用するものを必要な大きさに切り取ります。二枚仕様のカルトンは一枚にします。描画用紙の大きさよりも一回り大きな寸法で切り取り、切り取り口には木工ボンドを塗って補強します。
上の画像で用いているスケッチ用紙は、アルシュ水彩紙中判(560×760㎜ 極細の300g/㎡)を1/4(280×380㎜)の大きさに切り取ったものです。また、同じ大きさの用紙を使用する際には、白段ボール紙で型紙を作っておくと便利です。
実際のスケッチは下記のように行っています。描画用紙を疵付けない様にクリップ及び当て紙を少し工夫しています。また、外での数日かけてスケッチする場合は、携帯パネルに水張りをして画面が擦れない様にも工夫します。
1.柿スケッチ風景
2.柿スケッチ風景
3.柿スケッチ風景
カルトン用クリップ
タグ:スケッチ用カルトン
スケッチ用のクリップの加工 [スケッチ / 写生]
木製イーゼルを用いたスケッチ風景 [スケッチ / 写生]
スケッチ風景 a / パネルの水張りアルシュ水彩紙 淡いサップグリーンで着彩
スケッチ風景 b
スケッチ風景 c
もうずいぶん前の独りで絵を始めた頃の写真になります。住んでいる近くにスケッチに出かけては描いていました。それが、いつしか同じ小さな神社に毎日出かけることになりました。
一枚のスケッチに3カ月、半年とかけて描いていました。また、一年かけたものもあります。それらは今は手元にありません。初めのころは描画用紙についての知識がなく、ありふれた画用紙を使用していました。携帯用のパネルを作ったのもこのころです。部屋に描きかけのスケッチを掛けておくと、雨の日などは湿気を含み描画用紙が垂れ下がってきます。
その頃、ある老画家から「君、いくら作品が良くても粗末な紙に描いていては、バイヤーは嫌がります」と云われたことがあります。自身でも描画用紙を探していた所でした。そのような事があってから、描画用紙はアルシュ水彩紙に切り替えました。同じようにパネルに張って部屋に掛けておいても、以前のように湿気を含んで垂れることが無くなりました。
ここで使用しているイーゼルは木製のものです。それを少し改造しています。イーゼルは手前の二却は固定出来ますが、後ろの支えの足は動きます。ですので、別の古い同じイーゼルから脚を取り外し、パネルを支える支柱と後ろの脚をネジで止めて固定しました。そして、それに重しをして倒れない様にもしました。それが二枚目の写真に見てとれます。また、毎日出かけて同じ場所で描くので、イーゼルを同じ位置に立てる必要があります。それで、テントのペグを打ち込んで目印にしていました。
この小さな神社には5年程通いました。遠い昔のことです。
車輪のある風景とそのスケッチ [スケッチ / 写生]
1.「車輪のある風景スケッチ」のコピー紙
2.車輪のある風景の現場写真
3.写生現場でのラフスケッチ / 着彩紙 365×510㎜
「木製イーゼルを用いたスケッチ風景」でのオリジナルスケッチをコピーしたものです。そのオリジナルは今は手元に無く、ただこのコピー紙が残っているだけです。その現場を撮影したものが「2.車輪のある風景の現場写真」になります。冬に描いています。大晦日も、それに正月もスケッチをしていました。ここは小さな神社ですが、年末には掃除をし飾りつけをします。そして、初詣にも来ます。私には関係なくスケッチをしていると、顔見知りになった氏子からは「…今日は大晦日やで」と呆れたように云われました。次の元旦も描いていました。尚、スケッチをしている間はこの状態を維持するために、「ここでスケッチをしています。動かさないでください。」とメモ書きを置いていました。
現場のラフスケッチは、イメージを掴むために描いています。これは絵を始めた頃、裸婦デッサン会に通った頃からの習慣です。因みに、このラフスケッチで描かれた場所は、暖を取ったり、枯葉を燃やすところです。