柿スケッチ風景 [スケッチ / 写生]
2016.10.26~12.30 / 365×520㎜ アルシュ水彩紙 色鉛筆
このスケッチは山から枝を切り取って、部屋の中でイーゼルに固定して描いています。スケッチは全体を下スケッチとしてロール紙に描き、さらにその部分を下スケッチをして描画用紙(アルシュ水彩紙)に転写を繰り返して描きます。その下スケッチにはロール紙13枚を要しました。
下スケッチには、位置を確かめるために無駄のように見えますが直接描画しない部分も描き込みます。また、転写をしてもその対象物を前にして修正をしながら描き進めます。あるいは、辻褄を合わせます。少々狂っていてもそれはそれでよく、人の目はそのようなものだと思います。
また、外でも部屋の中でも帽子を被って描きます。そうすることで光を遮り、明暗や形がはっきりします。
そして、画板としてデッサン用のカルトンを必要な大きさに切り取って使用しています。切り口は木工ボンドで塗り固めます。描画用紙を疵付けないために厚紙を挟んでクリップで止めます。そのクリップも挟み口を両面テープで厚紙を貼っています。極端な話、描画用紙(アルシュ水彩紙)は仕上がるまでその状態で固定しています。ロール紙は粗素描の度に交換します。
これは別の話ですが、部屋中に庭があればそこでスケッチができるのにと、他愛無いことを思うことがあります。あるいは植木鉢などを庭からレールなどで移動させて描くとか。これは私だけではないと思うのですが、どうだろう。
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