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猫頭骨のスケッチについて [スケッチ / 写生]

猫頭骨.jpg
2009.02.25 / 380×280㎜ アルシュ水彩紙 crayon bleu

T定規と三角定規と猫頭骨粗スケッチ.jpg
T定規、三角定規と猫頭骨粗スケッチ

画架に置いたカルトンに描画用紙(アルシュ水彩紙)をクリップで止め、さらにロール紙を別のクリップで止めて、T定規と三角定規を用いて水平と垂直を見ます。その際、カルトンは描画紙よりも一回り大きなものを用い、ロール紙は、描画紙よりも少しだけ大きくします。それから、T定規はカルトン側にしっかり合うように加工しています。また、全体の長さも短くし、扱いやすくしています。そして、三角定規には持ちやすいように、厚紙でつまみを作っておきます。

ロール紙とカルトンの両方にかかるように印を鉛筆で付けます。その際、左右どちらかに3本線を二か所、そして下辺にも3本線を一か所付けます。これで、ロール紙を外してもまた同じ位置に重ね合わせることが出来ます。粗スケッチの裏に鉛筆やコンテなどで塗りつぶした後、再度描画紙に重ねて転写します。

一枚のロール紙が終えたら、カルトンの印は消します。そして、新しいロール紙を重ね、描き終えた部分の周囲をを赤鉛筆で囲みます。一旦ロール紙を外して、前のロール紙に重ねて赤鉛筆で囲んだ線を重ね合わせます。その際、位置関係をを見るために描いたラフな当たりを、前のロール紙から鉛筆で写しておきます。描画紙(アルシュ水彩紙)に重ねて次に描き込む部分を正確に描きます。それで、当然位置を見るために周囲も新たに描くので、同じものを何度も描くことになります。

このようなことを繰り返して描き込んでいきます。ですので、粗スケッチのロール紙が何枚も、時には30枚、40枚と残ることになります。

スケッチが出来上がれば画面を定着させます。その後、スケッチと同じ大きさの中性紙に挟んで保存します。場合によっては、さらに白ボール紙でフォリオを作り、それに挟んでおきます。

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