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カグスベールについて [版画関連]

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カグスベールについて

画像にあるカグスベールは粘着シートになっています。ビュランでの仕事で裏面に貼り付けると自在に動かすことが出来ます。ただ直接貼ると剥がせなくなるので、クリアファイルを貼っておきます。使用する際には、それを容易にはがせる両面テープで貼り合わせます。こうすることで、銅版が扱い易くなり、そして何度も使用することが出来ます。尚、練習としてクッサンの上にあるものは、先にクリアファイルを貼り、その上に塩化ビニール板を貼り付けています。銅板はその上の二か所に剥離のできる両面テープで貼り重ねています。

少し厚さが欲しい場合は、塩化ビニール板を間に貼ったものを作っておきます。それから両面テープで貼ったり剥がしたりするので、あまりにも薄い銅板では反ってしまいます。私は1.2ミリの銅板を使用しています。画像にあるものは200×270ミリになります。良く使用する大きさに切り取って使用します。また、これ以上大きな版には段ボール紙を両面テープで貼って仕事をすればよいと思います。

ここには、ビュラン研ぎ器がありますが研ぎと彫りを習得するには何年もかかります。腕に自信がある人でも、一度研ぎ器を使用するとその自身も失せてしまうと思います。また、手による研ぎを身に付けるにしても、簡単に元の45°の角度に戻すことが出来るので、納得いくまで練習ができます。それと、ビュランは最初にしっかりした持ち方を身に付けることです。例えば、箸を持つのと同じで変な癖をつけないことです。

あれこれ書きましたが、これは私の考え方ですので、それぞれ自由に取り組めばよいと思います。もっと他に良い方法があるかもしれません。

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