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ビュランの持ち方 / How to hold a buran [ビュラン研ぎと彫り]

ビュランを持つ.jpg
ビュランを持つ

このブログ記事のアクセスで多いのがビュラン関係です。ビュランは研ぎが大切ですが、彫りにおけるビュランの持ち方も大切です。ネットで見かけるものは首をかしげるものがあります。人それぞれと云えばそれまでの話ですが、やはりしっかりビュランを握らなければ思うように扱うことが出来ません。

薬指と小指は握りの窪に添え、その柄尻を手のひらにしっかり押さえます。そうすることでビュランがぶれずに安定して扱いやすくなります。親指、中指でビュラン軸を挟んで持ち、そして人差し指をビュランの刃先に軽くにのせます。また、このように持たないと太いビュランでの彫りはできません。力を入れられないからです。それに息の長い線、自在な線、そしてビュラン特有の綺麗な線は生まれません。小指や薬指を支えにして彫るといじけた汚い線になります。尚、ここで述べている事柄は、すでに技法書「ビュラン 研ぎと扱い方」の『ビュランを持つ』にて説明しています。

ビュランを最初に手にするときは、面倒でも意識して正しい持ち方を身につけることが大切です。それは後々の仕事及び彫版の仕上がりに影響します。何より時間の無駄です。

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