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ビュラン研ぎ器でフィルム研磨紙を使う [ビュラン研ぎと彫り]

ラッピングフイルム研磨紙.jpg
粒度の異なるラッピングフィルム研磨紙とアクリル板

写真は粒度の異なるラッピングフィルム研磨紙です。この中から好みに応じて選んで用います。ラッピングフィルム研磨紙の大きさは230×280㎜です。それを1/8の大きさに切り取って、厚めのアクリル板に貼って使用しています。それで、アクリル板はそれよりも一回り小さいものになります。

ここでの説明はビュラン研ぎ器での使用が前提です。1/8に切り取ったラッピングフィルム研磨紙の大きさは、57.5×140㎜で、アクリル板は50×130×15㎜になります。アクリル板の裏には滑り止めを貼り付けます。また、ラッピングフィルム研磨紙の粒度別による色はメーカーによって異なります。

実際に研ぎ器でビュランを研ぐには、先にダイヤモンド砥石#1000で研いで、断面周囲に軽く返りが出来た段階で耐水研磨紙#2000を用います。その後ラッピングフィルム研磨紙#4000で仕上げの研ぎを行い、返りはこのラッピングフィルム研磨紙#4000で取り除きます。再度ビュラン研ぎ器で研いで断面に回った返りを取ります。この研ぎで耐水研磨紙#2000を使用しているのは、こちらの方がよく研ぎ下りるからと経済面からです。これらを用いて研いて彫ると、ビュランの断面の中央からまっすぐに彫り屑が立ち上がります。

尚、この説明のラッピングフィルム研磨紙は多摩美術大学の大矢氏から頂いたもので、実際にはガラス板の上で使用されています。しかし、ここでの説明には廉価なアクリル板を用いています。ラッピングフィルム研磨紙は、ホームセンター及びネットで購入可能です。もっと多くの人に試して欲しい研磨紙です。

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