プレートマークを作る 9 / オイルの塗布 [銅版の準備]
プレートマークを作る 9
スクレーパーで四辺を削った後は、その斜断面をバニッシャーで均します。力を込めて押さえるので、銅板はしっかり固定します。その為に銅板の縁を作業台の縁に合わせます。ですので、片手ではなく、両手を使ってしっかり押さえて均します。
バニッシャーで均す前に、斜断面には軽くオイルを塗布します。写真で使用している容器は、マーカーインキを取り出したものです。中には代わりにオイルをしみこませたものを入れています。もし自作するのであれば、ペン先は市販されているペン先に取り替えます。
銅板の下にカッティングマットを切り取って敷いています。隅の方を力を入れて押さえると、どうしても滑って作業台を疵付けてしまいます。それを避けるためです。
それから、ここで使用するバニッシャーは、プレートマーク専用にしています。プレートマークで使うとどうしても強く押さえるので、製版の修正に使うと版を疵つける恐れがあります。また、強い力で押さえるために、力を込めやすいように市販のバニッシャーを短く作り変えています。そのように作り変えることで、しっかり力を込めて均すことができます。
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