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ビュラン側面研ぎの検証 5 [ビュラン研ぎと彫り]

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1.側面を粗砥で研ぐ
ビュランの側面を研いでいきます。最初は粗砥から始めますが、この研ぎの後は再々研ぐ必要は無く、研ぐとすればこの後の中砥から始めます。このビュランは1.5㎜の細いビュランになります。

側面を粗砥で研ぐ 2.jpg
2.オイルを垂らす
オイルを数滴たらします。

側面を粗砥で研ぐ 5.jpg
3.直線の状態で前後に研ぐ
前後に動かし、砥石の下半分の面を左右に往復しながら研ぎます。左手はビュランの鋼をしかっり押さえ、右手はドリルストッパーに指を添えて押さえながら動かします。研ぎは強く動かさずに軽く滑らすように動かします。そして、ビュランの柄は握らないで研ぎます。それは研ぎが安定せず、ぶれるからです。ある程度研いだら返りが出来ているか確かめ、もう片方の側面を研ぎます。

側面を粗砥で研ぐ 6.jpg
4.片側面を研ぎ終える
研ぎを終えた状態です。次にビュランの向きを90°変えて残りの側面を研ぎます。

側面を粗砥で研ぐ 10.jpg
5.直線の状態で前後に研ぐ
残りの側面を研ぎます。ビュランの向きを90°変えたので、今度はドリルストッパーに添える指が親指になります。そして同じようにまっすぐ前後に動かしながら、これも左右に往復して研ぎます。

また、この粗砥で平面が作りにくい場合は、布ヤスリのもう少し粗い#100で研ぐと短時間で平面にすることができます。この布ヤスリはアクリル板に貼り付け固定して用います。変に癖がついたビュランの側面を修正するのは面倒ですが、気長に行います。

側面を粗砥で研ぐ 11.jpg
6.稜線の研ぎ具合を見る
研ぎが終えたら、しっかり平面になっているか確かめ、また刃になっている稜線に返りが出来ているかを確かめます。

側面を粗砥で研ぐ 12.jpg
7.ティッシュペーパーの切り込みで研ぎの状態をみる
この段階でも重ねたティッシュペーパーを切り込むと綺麗に切れるはずです。

側面を粗砥で研ぐ 13.jpg
8.ティッシュペーパーの切れ具合
研ぎの具合は親指の爪に刃先を立てた状態で、親指を立てながら斜めにして滑り落ちないかどうかで判断しますが、ティッシュペーパーの切れ具合で確かめる方が良いと思います。

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