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側面研ぎ器を購入された方へ [お知らせ]

側面研ぎ器の旧い扱い方.jpg
今までの側面研ぎ器で用いた砥石台

手による側面の研ぎについて検証を終え、今まで側面研ぎ器を使用していて気になっていたことを整理していました。研ぎ器ではしっかり刃が付くのですが、平面に研ぐことができず、斜めの先細りのビュランに研ぎあがることです。

今まで、側面研ぎ器を用いた研ぎ説明として、平面の出ている上に木片を置き、研ぎ器とダイヤモンド砥石を同じ高さに調整して研ぐと言ってきました。しかし、使用する木片の両面に滑り止めシートを貼っているので、研ぐときに力を入れると滑り止めは弾力を持っているため砥石自体少し沈んでしまいます。刃は付くのですが、側面全体を平面に研ぐことができません。購入された方で気が付いておられる人も居ると思います。そのようなこともあって、側面研ぎ器の販売、製作をやめようと思っていました。それに作るのが面倒なこともその理由の一つです。

新たな使用方法として、滑り止めシートを貼った木片を使用せず、その分木片を少し厚いものに変えました。そして平面の出ているアクリル板等に置き、ダイヤモンド砥石と側面研ぎ器の高さを同じになるように微調整をして研いだところ平面に仕上げることができました。

アメリカ製のビュランには、太さを示す番号の刻印があって少し歪んだり盛り上がっていたりします。ですので、それを避けてビュランを取り付けないといけません。このようなことを述べても、側面研ぎ器を手にしたことのない人にはさっぱり解らないと思います。それよりも側面研ぎ器が手元にある人に、このブログを通して気が付いてもらえるかです。気が付いてもらえないとしても、次の投稿『ビュラン側面研ぎ器の新しい使い方』で改善点及び研ぎ方を述べることにします。

最近、断面研ぎ器、そしてこの側面の研ぎ器はそんなに悪くないと思うようになりました。長い年月をかけて高い研ぎ技術を身につける人も居ますが、誰にでもというか、エングレーヴィングに興味のある人にはこの上ない道具だと確信しています。ただ私のものにこだわらず、自身で考案するのも良いと思います。何か良い方法があるはずです。その方が楽しいと思います。そして、器具を用いての研ぎ、制作は何ら恥ずかしいことではないと思います。

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