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遮光枠/ 銅版画の道具 [銅版画の道具と材料]

遮光枠.jpg
遮光枠

遮光枠は銅版画制作で使用する光源を和らげるために使用します。これで直接光が目に入らず、また制作中の銅版の反射も抑えられます。

他の作業でも柔らかな光は目を守る役目をし、手元が明るく銅版画制作意外にも重宝します。この遮光枠は作業机と縁切りをした状態で設置すると、仮に作業机が揺れたりしても光源が動くことはありません。大きな版を制作する際にも作業机が効率よく使うことができます。尚、光源にはLFDライトを使用しています。

遮光枠の左横に見える定規は同じ寸法を取る時、あるいは一辺に対して直角に線を引いたり卦がいたりするには重宝します。銅板を切断する際は同じ寸法を間単に卦がけます。T定規は直角に線を引くときに、またストッパー付きスチール定規は同じ寸法を計測するものです。写真にあるものはいずれも300㎜のものですが、ストッパー付きのスチール定規は長いものがあると紙の裁断時に役立ちます。


1.遮光枠は任意の位置で止まります。写真は水平に近い角度まで広げた状態です。

2.水平に開いた状態で、開閉部分が良く見えるように撮っています。ホームセンターで使えそうな器具を購入して使っています。あるいは単に蝶番をつけて枠を紐等で任意の位置でとめても良いだろう。

3.光源基部ですが、今は蛍光管タイプのLEDライトを使用することで熱を持たずちらつきも無くなります。

4.ここでは枠に美濃和紙を貼っていますが、身近に包装紙として使われているレーヨン紙の方が丈夫です。大きなサイズで入手できます。この遮光枠は技法書にも書いていますが、ワトーの素描に彫版師を描いたものがあり、窓の前に大きな遮光枠をぶら下げています。



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