ボルト型側面研ぎ器を作る 3 [銅版画の道具と材料]
ネジ穴をビュラン№12が通るように広げる
リューター
ネジ穴を№12のビュランが通るように広げます。ネジは短く切ってボルトの頭を落としているので、直接ネジをバイスに挟むとねじ山が潰れます。それで、ナットを仮止めしてバイスに挟みます。
また、このリューターは軸がしっかりしたものを使用します。余りにも廉価なものを購入すると中心軸がぶれていることがあります。それではネジ穴の中でコントロールができなくなり、回転ブレを起こし思わぬ怪我をします。仕上げに丸棒のヤスリで穴を整え、平丸ヤスリで穴の縁のバリを取り除きます。
仮止めのナットの状態で、蝶ナットを嵌めてみて回転が悪いと感じたら、無理に回さないでダイスをかけて通りをよくします。このとき、勢いよくダイスをかけると、ネジは穴が開いているのでそこで絡んで動かなくなります。そうなると、そのネジは使いものになりません。ダイスは進めたり戻したりしながらゆっくりかけます。
タグ:側面研ぎ器の製作
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