側面用研ぎ器の砥石台を作る 3 [ビュラン研ぎと彫り]
側面用研ぎ器の砥石台を使う
側面用研ぎ器で使用するダイヤモンド砥石用の砥石台です。単にダイヤモンド砥石と同じ大きさのベニヤ板を砥石台にしてもよいのですが、長く使用するなら使い勝手の良い、扱いやすいものがあればと思います。側面研ぎで使用するダイヤモンド砥石は主に#1000ですが、画像にある#150も場合によっては使います。また、この粗い砥石はオイルストーン及び水砥石の平面を出す際にとても重宝します。ただ、水を用いての使用後は水気をしっかり取り除かないと錆びてしまいます。それを防ぐために洗い流した後で、熱い湯をかけると砥石の余熱で水気がなくなります。熱いので扱いには注意します。
ダイヤモンド砥石を購入した際の、付属品である滑り止めの黒いゴム下敷きを用います。これはある程度硬いので、他の滑り止めに比べて沈み込みません。それを台の下に敷き、高さ調整には厚紙ど薄い紙を用います。ここでは厚紙として版画用紙の切り端、薄紙はコピー紙を使っています。高さ調整には小さな水準器を用いましたが、最終的には研ぎ器に装着したビュランを当てて判断することになります。
画像の砥石台の端にずれ止めとして、木片をボンド付けしていますが、少し幅の広いものの方が台を動かす際に指を入れることで扱いやすくなります。これは実際に作っていて気づきました。そして、仕上げにアクリル・クリアラッカースプレーを吹き付けました。これなら油で汚れてもホワイトガソリンで拭き取ることができます。このブログ記事にある砥石台も同じです。
この砥石台は私の考案した側面研ぎ器用のものですので、多くの人には不要かと思います。
桔梗(畑にてスケッチ)’91
習作 エッチング 100×115㎜(賀状用)’91
習作 ビュラン 100×150㎜(賀状用)’91
タグ:側面用研ぎ器の砥石台
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