SSブログ

お気に入り作品の差し箱を作る 7/16 [差し箱を作る]

お気に入り作品の挿し箱を作る-7.jpg
お気に入り作品の差し箱を作る-7

二つの箱を両面テープで貼り合わせ挿し箱の形になりました。その貼り合わせた切り口をヘラで均します。そのようにすると、水張りテープを貼った際になじみます。また、水張りテープを貼る前にその位置を印しておくと綺麗に貼ることが出来、作業も楽です。そして、この均しは出し入れ口の重なった部分も2㎝程ヘラで押さえておきます。挿しこむ蓋の切り口周囲も押さえておきます。

画像にあるのは毛引きに少し手を入れたものです。差し箱の角が丸みを帯びているので、今まで使用していたものは使えません。それで、手元にある毛引きを作り変えて用いることにしました。元々これは木工で使用するもので、縁に沿わせて平行な線をと云うか、刃先で線を刻むものです。先ず、その刃を取り除き、差し箱に沿わせたときに安定するように細長い木片を貼り付けます。その木片の中央に刃が刺さっていた所が来るように貼り付けます。

差し箱の縁に毛引きを添わせて両端、そして中間の2、3カ所に印を付けます。それを目安に水張りテープを貼ると綺麗に仕上がります。貼り付けた後ヘラで押さえて密着させます。

余談ですが、毛引きの角を落として丸めています。道具は使いやすいように自身で作り直します。例えば、良い鑿は刃がついていません。これも自身で付けます。その鑿のカツラも同じです。最近は日曜大工のまねごとをしなくなり、それで毛引きも使うことがなくなりました。以前、銅版画を始めた頃は色々作っていました。気に入らなければ別のものを作り直していました。そのころ作ったのが、インク台、ウォーマー台、インク拭き取り台、そしてアクアチントボックスなどです。その中でもウォーマー台は技法書を見て作ったのですが、気に入らず三度作り直しました。もうずいぶん昔のことになります。作品を作るよりもそちらの方が面白く、楽しかったのだと思います。

コメント(0) 
共通テーマ:アート

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。