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このところのアクセスで多いのは [版画関連]

ビュラン研ぎ器、銅板切り、兼用作業台.jpg
1.ビュラン研ぎ器、銅板切り、兼用作業台 / 450×500×48㎜(12㎜厚の合板使用)

兼用作業台の裏側.jpg
2.兼用作業台の裏側

兼用作業台をプレートマーク作製用として.jpg
3.兼用作業台をプレートマーク作製用として

このところのアクセスで多いのはビュラン関係と銅版の準備、それも銅板の切り取りです。

ビュランについて
ビュランに関してはもうさんざん述べたと思っています。そのビュランは研ぎがすべてです。私の考案した研ぎ器での研ぎは誰でも使いこなせると思っています。そして、この研ぎは毎回同じに研ぐことが出来ます。研ぐ度に研ぎが変われば意味がありません。同じようにではなく、毎回同じに研ぐことが出来ると云うことです。

また、器具を使わず手での研ぎでも同じです。慣れれば毎回同じに研ぐことが出来ると思っています。むやみに研いで、たまに上手く研ぐことが出来てもそれでは仕事になりません。この手での研ぎにはドリルストッパーを使用します。これを用いて、私の述べているように研ぐと必ずしっかり研ぐことが出来るはずです。そして、研ぎ器での研ぎ、手による研ぎにおいて銅板を彫った際には彫りくずがビュランの先端中央から真っすぐ立ち上がります。


銅板の切断について
それから、銅板を切る記事についても多く読まれていますが、多分私が述べているような作業台を作って切り取っている人はいないと思います。ある程度の大きさで一度作ればその先重宝するはずです。銅版画に使用する大きさなら代書問わず一辺を切るには数分で行えます。
切り取りに使用する銅板切りとアクリルカッターの切り刃を加工したものについて述べていますが、アクリルカッターの替刃を加工する人もいないと思います。ただそのような替刃式のものがあればとの思いで説明しました。普通には銅板切りで切り取れば良いと思います。何れの場合も刃先角度をしっかり出すことです。そして切り取る際のその刃先角度を正しく取ることです。また、切り込めなかった部分もしっかりひっかくことです。

銅板切断、プレートマーク作製用兼用作業台について
それを用いることによって銅板を切ることも、切り取った銅板の縁を削り取ってプレートマークを作ることもできます。

もし興味がありましたら、このブログ及び技法書をお読みください。一度試す価値をあると自負しています。もしそれらが気に入らなければ、自身で工夫することです。何事もやって見ないと分かりません。そうでなければ、ただ時間だけが過ぎていきます。何か良い方法が必ずあるはずです。尚、兼用作業台の大きさは、450×500×48㎜(12㎜厚の合板を使用)です。自身のプレス機に合わせて作ると、この先の制作には重宝します。この兼用作業台の詳細な作り方及び使用については、「銅版画制作における備忘録」を参照してください。