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木製イーゼルを用いたスケッチ風景 [スケッチ / 写生]

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スケッチ風景 a / パネルの水張りアルシュ水彩紙 淡いサップグリーンで着彩

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スケッチ風景 b

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スケッチ風景 c

もうずいぶん前の独りで絵を始めた頃の写真になります。住んでいる近くにスケッチに出かけては描いていました。それが、いつしか同じ小さな神社に毎日出かけることになりました。

一枚のスケッチに3カ月、半年とかけて描いていました。また、一年かけたものもあります。それらは今は手元にありません。初めのころは描画用紙についての知識がなく、ありふれた画用紙を使用していました。携帯用のパネルを作ったのもこのころです。部屋に描きかけのスケッチを掛けておくと、雨の日などは湿気を含み描画用紙が垂れ下がってきます。

その頃、ある老画家から「君、いくら作品が良くても粗末な紙に描いていては、バイヤーは嫌がります」と云われたことがあります。自身でも描画用紙を探していた所でした。そのような事があってから、描画用紙はアルシュ水彩紙に切り替えました。同じようにパネルに張って部屋に掛けておいても、以前のように湿気を含んで垂れることが無くなりました。

ここで使用しているイーゼルは木製のものです。それを少し改造しています。イーゼルは手前の二却は固定出来ますが、後ろの支えの足は動きます。ですので、別の古い同じイーゼルから脚を取り外し、パネルを支える支柱と後ろの脚をネジで止めて固定しました。そして、それに重しをして倒れない様にもしました。それが二枚目の写真に見てとれます。また、毎日出かけて同じ場所で描くので、イーゼルを同じ位置に立てる必要があります。それで、テントのペグを打ち込んで目印にしていました。

この小さな神社には5年程通いました。遠い昔のことです。


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