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ビュラン側面研ぎの検証 1 [ビュラン研ぎと彫り]

ドリルストッパーとそれを装着したビュラン.jpg
ドリルストッパーとそれを装着したビュラン

画像のビュランはドリルストッパーを装着しています。因みに、左は側面を研ぐためにドリルストッパーと柄の間を中指が納まるように取り付けています。ビュランはスイス製バローベの工具鋼(WS) スクエア1.5㎜です。右は断面を研ぐ為に刃先から20㎜の位置に留めています。そのビュランは同じスイス製バローベのハイス高速度鋼(HSS)スクエア 2.25㎜です。いずれもまっすぐなビュランですので、30°に曲げて使用します。同じように見えるビュランですが、鋼の性質が異なるために曲げ方を考慮する必要があります。これらのビュランについては、このブログの記事をお読みください。

ここでのドリルストッパーは廉価なもので十分です。ドリルで使用するものではないので、装着できれば用をなします。組み物を入手すればよいと思います。また、そのドリルストッパーに埋め込まれている3㎜径のイモネジは、1.5㎜の六角レンチで締め付けます。できれば、付属しているものよりも別途購入した方が扱いやすいと思います。画像にあるものは私が気に入って使っているものです。

このようにビュランにドリルストッパーを付けて研ぐと、側面研ぎの場合はしっかり押さえることができるので、ぶれたりせずに研ぐことができます。ただ、先の記事投稿にも書きましたがすでに変な癖で研がれていると、側面全体を平面に研ぐのは難しいです。ついでに断面の方は、断面を研ぐ際にしっかり挟むことができ、ビュランを持つ指が痛くならないことで、ビュランを持ち変える必要がありません。ですので、一定の角度で研ぐことができます。その研ぎの詳細は「ビュラン 研ぎと扱い方」及びブログ記事をお読みください。

参考記事
ハイス高速度鋼(HSS)、工具鋼(WS) ビュランの仕立て
工具鋼(WS) スクエア ビュランを曲げる 1
ハイス高速度鋼(HSS)スクエアビュランを曲げる 1

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